その1 その2 その3
いや、そんなんええねん、抜き方だけ教えたってや、もっと試合で活躍できるようにしたってや、もっとシュート打てるようにしたらんかい、いやまったく不徳のいたすところです。
家庭教師をするとして、定期テストで良い点をとらせる、希望校に合格させる、大事ですけど、定期テストは決まった範囲からしかでないし、希望校に入ってからはなにするんですか、合格は目標ではなくて過程ですよ、目標を達成してくためのひとつの手段ですよと。
学ぶことの楽しさを伝えていくのか、点を取るテクニックを教えていくのか、まあ親御さんが望むのは後者が多かったですけど。
私らが接してる子らは、ただセレクションに受かるだけの子なのか、中学高校までしかサッカーをしない子なのか、成人してからも成長を続けその子の人生を生き抜いてく子なのか、お前はどこを見とるんやと。
先をみて必要なことを伸ばしてくのか、それは後でもいいのか、どっちやねんと。
いや、セレクトされへんかったらなんにもならんやんは、その集団には属せないは、まあそうなんですが。うかってからなんにもならんようにはならんように、うからんでもなんにかにはなるようにしてかないかんなあと。いやきちんと受からせることを考えるなら、むしろこっちだろの覚悟でやってますけど、えらいしんどい道ですね、この道は。
ここにどうにもなっとらん小学生がおるとして、でもその子はサッカーが好きで好きでうまくなりたいと思ってて。
その子が中学になってもいろんなことに浮気せんと、サッカーを好きで居続けさせてずーっとひたすら練習させることが指導者としてできるんやったら、その子はもう40になっとるかもしれんけど世界で一番のドリブラーになっとるかもしれん。30年もやらせれたらそれはすごいことやし、その子もきっとすごい子やねん。
指導者をやるんやったら、それくらいの覚悟がないといかんねんって。ああ私のことなんかなあ、まだまだ伸びるっていわれたんやなあ、でもそんとき70になっとるやんって。
よくある話ですが、ドリルくださいって客に、貴方がほしいのはほんまにドリルなんですかと。穴を開けたいんですか、穴が必要な何かを手に入れたいんですかと。貴方にホンマに必要なのは、穴でなくこの何かの方でないですか。もはやドリルはいらなくないですか。
ゴールドラッシュで金を掘りに来た人につるはしを売れ商法は、自分がリスクを取らないのでこれが一番安全に儲かるんですが、それはちょっとねえ、です。
ゴールドラッシュで金を掘りに来た人につるはしを売れ商法は、自分がリスクを取らないのでこれが一番安全に儲かるんですが、それはちょっとねえ、です。
つづく